私の好きなこと

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*ぜひ皆さんにおすすめしたいぐらいおいしいです。

朝から美容室に行って、ナウいヤングに変装したのち、
友が出演したイベントに私もちょっかいを出しにいってきた。

それは「働くこと」をテーマにしたイベントで、ヤング(死語)を対象にしたものだ。
引きこもりやニート、はたまたワーキングプア、フリーターの将来などなど。
若いものを取り巻く労働環境には、ネタが満載である。市もこりゃあほっとけないということで、このようなイベントをヤング向けに行ってるらしい。
今後ヤングは減るし、税金を払える人が減れば
ただでさえ貧乏な財政がえらいことになるからだろう。

そして話を聞きながら、我はひとつ発見をした。
自分以外にはまったくもって大したことではないので、期待しないでくだちい。

我は自分の本当に好きなことを仕事にしたことは、まだ一度もないようだ。
がーん。
わかってはいても、改めて考えるとちょっとショックだ。

あこがれの職についたことはあるが、多少環境がきっついぐらいで、挫折した。
若さとは、まったくしょうもないものだ。
しかしそれは自分の根性が無かったうえに、やはり本当に好きでやりたいことではなかったのだ、と今では思う。もし、そのとき続いていたとしても、辞めてただろう。
まぁ、親も祖父母も共働きという環境だったので、大学を出たらとにかく何でも働くことが、当たり前だったのだ。

そう考えると、例えば金持ちの娘が親にお金を出してもらって好きな事業を始めるとか、
パパンにお金を出してもらってラマンが店を持つとかの、
食べることに関しては余裕の状態で仕事をしてもよろしいとなると、私は何をするのだろうか。
例えばロトで数億円あたったり、道で10億円拾ったりなどの不測の事態が発生したらどうしよう。
そのような僥倖にいつ遭遇するかわからんので、つねに備えておかねばならぬ。

自分が本当に好きで、何時間やっていても飽きないことはなんですかと言われたら、
今はちょっと答えに困る。
好きなことはたくさんあるが、昔ほど粘着的に熱中することが少ない。

小学生のときは、朝顔つぶして色水を作るとか、
針金を曲げてへんなオブジェを作るとか、
へんな本を執筆するとか(※しかも傑作であると確信)
庭の石を金色に塗るとか、本当にどうでもよいことに何時間も熱中していた。
中学生のときは、へんなポエムを書き、
シンセサイザーに何時間でも向かっていた。あとはバンドのファン活動。
高校生のときは。。。常にへんなポエムを書いていたのは間違いない。
あとは、男子と長電話。

大学生のときは、学問に希望を持てず、バイトに熱中していた。
自分でお金を稼ぐことが、しんどいけど楽しかった。
そして社会人になって。。。
ちょっと遠い目になる。そこまで熱中したことは、あるけど少ない。

私がやってて全く飽きず、大好きなことは、なんなんだ。
それを仕事にするとは限らんが、何が好きなのか、よくよく自分を尋問してみたい。

だけど今日、同時にもう1つ発見したことがあるのだ。
好きなことを仕事にしよう、と思ってこなかったぶん
「わらしべ長者」ではないが、転職の際には、つねに周りの誰かが助けてくれて、
そのたびになし崩し的に幸せが増えてきた。
これだけは、胸を張って自慢できるとともに、周りの人に本当に感謝である。
それは、好きなことに未分化で、こだわりが少なかったからこそ、得られたご縁だろう。
だから、どっちが幸せかは、わからない。

好きなことをするか、わらしべ的に生きるか。
みなさんはどっちのタイプですか。
我は今晩、友にもらった最強にスパイシーな茶をのみながら、自分のドメインを再考します。
あぁ、ええ匂い。たまらぬ。

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