道庁の庭で
いっぱいとりを見た。
それは野生だが
地味に餌付けされていて
善意の餌付けまだむの
リモコンで動いてるっぽい。
かもも鳩もいる。
みんな、まだむのばらまく
ぱんの耳を食べてる。
ぱんが好きなのかな。
菓子パンたべるのかな。
かもの丸い背中と
つっやつやの羽根、
ビー玉みたいに無表情な目をみてたら、
かわいくて触れてみたくなった。
あの羽根はどんな感触なんだろう。
丸い背中はどんなカーブなんだろう。
混雑する車内で忍び寄る
ちかんみたく
そっと手を伸ばすが
気づいてるのか気づいてないのか
全然にげない。
動物に近づいて
逃げられないこつは
好きだよってオーラを
そっと発しながら
静かに近寄ることだよ。
動物は怖がってるとか、
嫌ってるとか、
よそ見してるとか、
すごく敏感にわかる。
かもさんにも、
真剣に念をおくってみた。
おっつ、なかなか逃げない。
しかしさすがに、
触りかけたらにげられた。
ようよう、そこのかもさんよぅ。なんでようぅ。
このような単純な愛にくらべ、
恋愛ってなんてよごれてるの。
かもやぬこを愛でる心で
人もめでられたらいいのに。
けっきょくのところ、同じでないのか。愛とゆうのは。