今朝、会社に来る途中、
札駅のコンコースで
ふわりんっと
不思議なことをおもった。
向こうから歩いてくる人たち。
いろんな人がいるもんだ。
いけめんもおじさんも、
美人もおばさんも。
椅子に座って貧乏ゆすりしてるおねえちゃんも
いつもいる全身ピンクのおばあちゃんも。
いろんな人がいるけれど
みんなホントはどんな人?
例えばあの人が倒れたら
私は助けると思うけど
私が倒れたとしたら
「大丈夫?」って
助けてくれるのはどの人だろう?
今、大地震が起こったら
我先に人を踏んで逃げるのは誰だろう。
人の本質は見た目じゃあんまり、わかんない。
学生時代女子がモテ男子に
「○○くんかっこいい~」って恋してたころ、
私は自分と同様に
地味でおもしろい男子たちと
年がら年中大爆笑。
大好きな人はイケメンというより
性格の良さが表れてる感じの子であった。
かっこええなと思う人はいたけど、
まぁそれはそれ、これはこれ。
それと好きとは違うのだ。
そして今でも飲み会とかで
「すめちゃんはどんな人が好きなの」
って聞かれても
「心のきれいな人」
とか陳腐なことしか言えない。
いけめん上等。美人結構。
きれいなものは大好きで
かわいいものもだいだいだ~い好き。
でもおじいちゃんとか、
おばあちゃんになって、
明日、お迎えが来るときが来たら、
そのとき人にのこせるものは、
きっと良い思い出と心だけ
だから、心がまっすぐで
きれいな色なのが一番いい。
もし魂に色があったら
前から歩いて来る人は、何色だろう。
赤、ピンク、だいだい、黄色、黄緑、緑、青、紫、黒、白…
服とか肉に隠れて、
色とりどりの人魂が歩く道。
今日の私は、何色なんだろ。
夜は暗闇ですけど、あなたにみえますか。