珍況

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私の林檎は一進一退を繰り返し、
今かなり調子が元に戻って来ました。

我が社はありがたいことに三連休を頂戴した。
世の中こんなに有り難い事があっても良いだろうか。

その連休に入る前の日
とんでもないところに行ったので報告いたす。

気心のしれたフレンドたちと
大人の飲み会を開催。
一次会すし、二次会ワインバー、
三次会観覧車とハッスル。
(※頂上で揺らす人がいたので、
ほんまに死ぬかと思った)

で、地上に降りて
四次会はどこに行くかねと話していたところ
最近凹んでいた友が
「踊りたい…」
と言った。

そこで、1人が
知り合いに電話。
そこで「田舎者のディスコ」
がススキノにはあるという
怪奇な情報を入手したという。
ものすごくあやしいながらも
そこに闖入してみた。

そもそも名前からして怪しい。
ナイトイン
**

である。

それはディスコなのか。
ムーディーな懐かしいスナツクのようだ。
しかし、今、この時代、21世紀。
ディスコは撲滅されたものだと思っていたので
かなりワクワクして向かった。

エレベーターを下りると
何故か階段のあるその店。
階段には40代ぐらいの男女が2組ぐらい坐って
何やら語らっている。

料金は男子3500円、女子3000円
時間無制限飲み放題。
入ると満員御礼。上部にはタバコの煙と思しきむら雲。
かかっているのは80年代ディスコヒッツ。

客人はと見れば皆漏れなく40代以上。
それは良いのだが…
なんか雰囲気が違うのだ。
明らかに出逢ひスポットのようで
何故か男と女の密着度が高い。
密着はもちろんのこと、
なぜか女が男の膝にオンしてたりする。

そして女の服装は露出度が高い。
ヤバい予感がしてきた。

案内された席は
妙にソファーがでかく
隣との境界がない。
隣の席に40代サラリーマンと思しき皆さんが3人ほどいたのだが
その人たちのセクハラがはげしく降り注いできた。

楽しいトークなら良いのだが
もしもし、
あんたの手、私の尻に
あたってますねんけど
という感じでさりげなく触ってくる。

そして「オレ、
チーク得意だよ」
「オレたち
気が合うよね」

とか聞いてないことを
親し気に耳元で語りかけてくるのである。

思わず
キャバクラを開業して別料金をもらおうかと思った(うそ)

エロには免疫のある私だが
別種のぬめりを感じた。
ふと我に返り、
何故に、ここはこうなのか、と思い、
ふと、周囲を見渡すとそこはみごとに別世界であった。

ここはスポーツクラブですか、
というほどヘソを出したマダム、
イカ踊り(※にしか見えない)にいそしむおじさん、
明らかに女を探している挙動不審な人々(※80年代風)
異次元のような雰囲気を醸し出している。
さわやかディスコではない。
空気がねっとりしている。

邪魔が多くて話にならないので
早々に逃げ出し、
5次会で行った店で聞いたが、
そこはススキノでは昔から
アダルトスポット
だそうな。
つまりお持ち帰りや
店内**の噂も囁かれる
系統の場所だそうだ。

そして、1時間に1回ほど
強制チークタイムがあって
運が悪いと
おじさんたちにチークを強要され
口吸いされかねないらしい。
なにぃぃぃ。早く逃げてよかった。

愛のない行きずりの出逢い、
もしくは大人の肉欲というのは
周りから見ると
なんと粘度が高いのだろう。

やはり、エロスというのは、
公衆の面前で発散しては
情緒がないただの肉弾戦である。
しょせん、人間はみなエロ部とはいえ
計らずして別の流派の道場破りをしてしまったきがする。猛省。

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