桃色ぬちぐすぃ

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一日、会社に行って、帰って来たら
自分の中で怒りの感情が消えぬ夜。

理由は、納得いかないことや、
心荒むことがあったからだが、
誰も信じない…
信じたくない…という気持ちになる。

しかしそれでは楽しくないし
自分を癒してやる方法はないものか。

人間は壁がピンク色した部屋に入れておくと
怒らず、心が安定するそうだ。

そこで私もクローゼットから
ピンクのコスチュームを取り出した。
お風呂から上がったら着用する仕様の服だ。
タオル地でふかふかしていて癒される。
そして何よりこのピンク。ええのぅ。ええのぅ。

小さい時、私はスヌーピーのライナスのように
安心毛布ならぬ安心バスタオルを持ち歩く性質があったそうな。
「第一生命」と書いた
こきたないピンクのバスタオル。
どこに行くにも一緒だった
私のいない間に没収され、バスマットに改造されるという
悲しみの最期を遂げたが、あのタオルは好きだったな。

このタオル地で出来た、ピンクの服を触ってると
そのときを思い出す。
今夜は桃色に癒されて、もう眠ることとしよう。

皆さんは疲れた夜何にいやされますか。
酒と女以外であったら教えてください。

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