父のぼうし

この記事は約2分で読めます。

おはようござります。

さて、もうすぐサッカーのワールドカップ。
今我が社では
初戦を集団観戦できる場所に
見に行こうといふ企画がある。

そこで私もしょっかーの手先となり
行けそうな人を発見すると
手当たり次第声をかけておる。

その反応を見ていると
如何に世の中の殿方が
嫁さんの反応を気にしておるか
ということを大発見した。

嫁さんの反応が心配…と
その口からきく中で
子供のいる男の人は
男じゃなくてパパなんやなぁと発見。

人にはいろんな帽子があるが
わけても親の帽子は重いのかもしれぬ。

若いときは重い帽子が
かっこよく見えたりする。
家庭を持って家をかったり
子供をつくってそだてたり。

帽子をかぶりはじめたころは
そんな暮らしが楽しくても
なんか不自由な自分が
だるくなりはせぬものか。

いえ、こんな話をしますのは、
決して嫌みでありませぬ。

若くして年上の嫁さんと
派手に結婚したわが弟は
家を買い、すぐに子供がうまれたので
小遣いが3000円なうえに
メールすら管理されてると最近聞いた。

いつもやさしく野心もない
おとなしい男だったから
それでも幸せならよいが
本の1つも読めぬだろう。
悪事の1つもできぬだろう。

これは極端な例だけど
縛りになれてくるうちに
男の人生の羽根は
飛ぶ事をやめるのだろうなぁ。

だから今は40にして
同僚の女と浮気して
恋文を私に自慢した
父の心もようわかる。

3人の子と母をかかえ
わしの人生これだけかいなと
ふと思うのが人間の
どうしようもなく欲深く
可愛いところである。

私もその父の子であるからして
いつになったら
善き母のぼうしなど
かぶることができるのだろうか。
あやしい。かぶれるようなかぶれないような。
よからぬぼうしならいっぱいたんすにあるんだけどな。

タイトルとURLをコピーしました