永遠の青空

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何を隠そう、
私にとってかつて
GLAYは憧れだった。

GLAYなんてまだ活動してるの?とか
口の悪い人に言われるが
今でもこっそり聞く。

実際、最近真面目に活動してないし、
してると思ったら微妙だが、
少なくとも数年前までは大好きだった。

むっちゃ恥ずかしい
函館愚麗Tシャツ
(絶対人前で着れない)
も大事に持ってる。

そういえば、FMラジオの
「私とGLAY」という作文募集企画で
1位だったらしく
3万円の旅行券をもらって
函館に行った事もあったっけ。
まぁ人に自慢できるのはこれぐらいです。

その頃私は、函館に行った事がなくて、
行きたいと思ってたら、
行く機会がするっと降って来た事が
不思議で嬉しかったのを覚えてる。

ここ1年以上、そういう
アホ活動はしていないが、
音楽はチェックしている。

残念なことに、
よい曲をだす率が下がっている。
作る側の感性が
年をとっているのだろうか。
私が手厳しくなったのか。

だけど正直なところ
今や彼らはビジュアル系でもないし
何がそんなに私をひきつけたのだろうか。

それが今朝、
晴れた空の下、自転車をこぎながらわかった。

彼らの音からは、ときどきだけど、
底のないように高い、
晴れた夏の空が見えるのだ。

中学のとき、部活のプールサイドで
熱いコンクリートの上で見た
底のない青い空。

大学のとき、授業をさぼって
競馬場の芝生でねころんで見た
底のない青い空。

そのような空を見ながら、
自分の将来どうなるんじゃと
ぼんやり考えた。

時々飛んで行くジェット機を見て、
あの飛行機に乗って、
いろいろな国を飛び回れたら
楽しいだろうなと思ったり。
散歩してる馬を見て、
私も乗りたいなと思ったり。

もしかしたら北のほうで
中学生や高校生だった
彼らもぼんやり、空を見ていたのかもしれない。

そういえば今日、甲子園で泣いてた
駒大苫小牧の兄ちゃんたちは、
どんな空を見たんだろう。
きっと一生、忘れることはないだろうな。

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