白昼ファンタジア

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思い出ばかり芋ほりせずに
たまには今に生きてみむ。

会社の中で引っ越しが終わり、
私の席も移動になり
今日から新しい席で仕事だった。

私の会社の玄関を入ると
左右にフロアが分かれている。
今回私が入った左のフロアは
自分以外に女子はおらぬ。

右のフロアは女子が多い。
左がダントツに
地盤沈下しそうな勢いで
ハードな男の世界である。

派手なタイプもいないので
なんだかとても静かである。
地味に漂う男気に毒され
全くしょうもないことを妄想した。

このフロアで誰かと交際しないと
殺される、としたら
どの人が自分と一番合うのだろうか。
妻子持ちとか条件とか
そういう話はおいといて。

私を嫌っておる気配の人をのぞけば
皆よろしいお方なのになかなか決められぬ。

たぶん私は困ってるうちに
あえなく殺害されるであろう。

好きな人いっぱいいるけれど
それは人としてであって
もしや一種の異性として
心に同じカギを持ってる人は
なかなか滅多におらぬのかもね。

私の腰のキーチェーンにも
まだまだカギが少ないからして
恋のどろぼう稼業は務まりがたし。

しみじみとおやつをたべた。
白昼のほんのひととき。

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