走れぶたねこ

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*昼ごはんラブ。昼ごはん最高。昼ごはん我命。

ふひー。腹筋は気持ちいいのぅ。
先週からダイエット活動に真面目に取り組んでいる。
週末もフィットネスクラブや家の床で
あやしげに自分の世界に入っていた。

多少太ろうが、やせようが、
そのなものは人の価値ではないが、
服がピチピチしたり、
写真がぶたねこっぽかったり
男子に珍名をつけられるなど
で部には尊厳がない。

しかし、嘆いていても仕方ない。
世の中を変えるより、
ムチムチが美女基準の国に引っ越すよりも、
さっさと努力するほうが早い。

日々食生活をチェックしつつ
代謝をあげるために
朝な夕な熱く、各種運動などに励んでいる。
セロトニンが脳内でちゅるちゅるあふれて、
また、体で考える回路が
もこもこよみがえってきた。

そういえば昔、友達に、
激しいダイエッターがいたことを、ふと思い出した。
ほとんどご飯を食べず、お腹がすいたら
ダイエットコーラを飲んでいた彼は、
ビジュアル系もびっくりのいけ面ボーイ。
だけど普通のものをたべてるのを見た事がない。

ある日のこと、
「俺の秘密を見せてあげましょう」と
1年前のものだという写真を見せてくれた。

彼のナルシズム爆発写真に違いないと
勝手にワクワクしていたが
見てびっくり。ぬぉぉ。驚いた。
彼もまた、私と同じ
ぶたねこ系
見た目電車男のようなヤングだったのだ。

付き合ってる彼女は美人であり、
彼のルックスについてもうるさいので
応えるために何十キロも必死でやせたそうだ。

それに応えてあげたのは、
彼の愛だったのだろうか。
しかし、かっこよさを求めて
相手にコーラ暮らしをさせる異性に
そもそも、愛はあるのかと疑りかけて、
私は心の目をふさいだ。
あのね、かお豆ちゃん、
ひとにはあんたの解らん、様々な愛があるんですよ。
だけど私だったら、その気持ちだけでも
十分ありがたいと思うけどな。

今はぶたねこですけど
そのうち素晴らしい肉体となったら見たい人はご予約を。
ただし、踊り子に手を触れてはいけませんよ。ぬふ。

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