夜の学級委員

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12月に入ってから、週に2~3回は忘年会その他の
大人の集会がつづく。

しんどいが大人の人ばかりなので
いつでも楽しい。
しかし、金曜日は飲み会の場で
げに切なき心になったのでちょいとひとり言。

途中からもう1つの知り合いの宴会が合流し、
人数が増えた。
その隅っこに2人の世界に入ってる男と女を発見。

男(30代)のほうは顔ぐらい知っているが
女のほう(20代前半)は知らん顔である。
宴の輪に入ってくる気配はなく
隅っこでひそひそ語らっている。

周りの人に「あれはカプ~ルですか」とこそり聞いたら
まだ交際こそしておらぬが、
男のほうが相当彼女にお熱(死語)で
現在、狙撃しているらしい。

ならそっとしておきたい。
人の恋路をじゃましてはならぬ。

しかし、流れで話しかけたとき
我は、女子のほうに
「仲間はずれにしないでくださいよ~!」
と言われた。
えっ。

我はびっくりして
「そこ、付き合ってるんだと思ったの」と言った。
女子「え、絶対ちがいます~!」
(*男のほうはうれしそうだった)
我「仲間はずれにしてるとかじゃなくて、
みんな気を使ってるんやと思うよ」
女子「えー、それって仲間はずれじゃないですか~」
我「なんか悪くて、声かけられへんでしょ」
女子「えー、話しかけてよ~」
我「邪魔できへんでしょ…。仲間に入りたいの?」
女子「うん」
我「だったら2人だけじゃなくて、みんなと話したらいいのにー」
女子「…」

子供っぽいがちょっと気の強そうな彼女は
怒ってふくれてしまった。
その後しばらくして、
男のほうが彼女をひっぱるようにして
2人は先に帰り、どうなったのかは定かではない。
彼らの間では、
我はあな
恐ろしき女

として殿堂入りしていることであろう。

しかし周りの人は
日ごろ自由平和平等主義かつ
率先して風紀を乱しているろくでもない我が
学級委員くさいことを申して
ちょっと怒ってるところを見て
びっくりしただろう。
それを思うと、とてもかたぢけなく思って、
帰り道ずいぶんしょんぼりした。

でもみんなが
「その子が怒ったってことは
かなり図星だったからだよ」
「放っておかないで、ちゃんと言ってあげたのは
やさしいと思うよ」
「なんかわからんけど
おまえ間違ってないよ」
と言ってくれたのを
ありがたく都合よく心の癒しとしたい。

あまり知らない人でも、
せっかくだから
交流が広がればいいなと思うからこそ、
率直に愛を以て話したのだが、
よかれと思っても逆効果なこともある。

ところであの女子は誰なんだろう。
名前は覚えているが
次に会っても顔と仕事が一致しない。
所詮、いんちき学級委員とはいえ、
アホな酔っ払いだったわけです。かたぢけない。←慟哭

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