ふぃ。
帰ってきて
きのこ汁でのんびり。
へんなバンドの練習にそなえ
小さい音でキーボード弾いてのんびり。
隣でねこが寝てる。
体重3キロの小さなねこは
「もぉ」という顔で
こっちをみている。
子猫のときも
生まれた家の仏壇部屋で
ご住職専用
高級ふかふかざぶとんに
ちょこんとすわって
仏壇バックにこっちを見てた。
幼い頃からクールなねこで、
よしよしとほめると
手をつっぱって、
戸惑いつつもごろごろ言う。
もう、5年も一緒にいるけど、
いつでも、手をつっぱる。
それでも世界で最高に心許してる人は
たぶん私なのかもしれぬ。
だって知らない人が来ると
押し入れの奥とかに逃げこんで
1日いっぱい出てこない。
甘えんぼねこにくらべれば
甘え度5%(消費税分)ぐらいだけど
押し入れにこもることを考えると、
すごい信用ぶりだとおもう。
好きだとか決していわない男が、
いつも私の好きなプリンを買って
「ほら食えよ」とくれたり
「俺はぜったい
お前をうらぎらん」
とぶっきらぼうに一度いったきり
本当にだまってそばにいてくれたような。
もしかしてこのねこは
あの不器用だった人の、仲間かな。
人の気持ちも、猫の気持ちも、
言葉なんかをとっぱらって、行動をみれば、
本当のことが、みえてくるよ。