メモリーグラス

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ふぃ。
昨晩はえらいことになった。

昨晩は会社の部署の飲み会で
町に繰り出した。
といっても部署2人+社長である。
1件目はこじんまりとした居酒屋。

メニューはないが
小粋なマミーに
「こんなんありますかい」というと
おいしいものがさらっと出てくる。
まさにススキノの台所のような店だ。

そこには地元の有名な人が
しょっちゅう出入りしておるという。
あら、どこかで見たあの人も、こんにちは。
様々な語りを入れながら
そこでビールと焼酎をしこたまいただいた。

そして高級くらぶに移動。
人を増やして個室でまったり。
高級くらぶだけあって
お姉さんにはジャリはいない。
皆素敵な和服を召され
アホな話題からビジネスな話題にも
さりげなくついていけるのである。

その美しい桜の着物をみながら
すっかり私は堀江淳。
水割りを大量投入しておった。
そして何となくトイレに行ってみた。

美しいつくばいが配された
こぎれいな良いかほりのする雪隠。
安心して個室を閉めると
ついにあぁ、催してしまった。
我がオルニチン回路の完全敗北である。

そのあとちょっとトイレで寝ていたのだろうか。
心配してねえさんがドアを叩く音で目が覚めた。

帰りのエレベータでもつい
「うげ」
とやってしまった。あぁ情けない。
しかも助けようとしたねえさんの手に
マイ下呂を付けてしまった。

そもそも飲んで戻すなんて
今までなかったことだ。
大学1年のときに1度
八王子の路上で催したことはあったが
実弾を発射したことはなかった。

申し訳なくて恥ずかしくて情けなくて、
何度も謝ったが、ねえさんはプロだ。

最後まで優しい笑顔で
「気にしないでいいのよ、これ持っていってね」
とスーパーのビニールをくれた。
そしてS長が私の具合を心配して
タクシーで家まで送ってくれた。

S長はタクシーの中で
「私も実は毎日のことなんだ。
何も気にしなくていい」
と様々な話をしてくれた。
そして私を家まで送致すると
タクシーでススキノにUターン.
彼は真のジェントゥルメェンである。

私はその戻って行くタクシーを
何故かずっと見ておった。
その姿に激しい敬意を覚えたのだ。
家に帰ると何故か台所で暫く寝ていた。
途中で気づいてベッドに移動したらしい。

あのあとS長はススキノに戻って
まだ皆と熱く語らい続けたのだろうか。

不肖かお豆、私はまだまだである。
あのぐらいの体力がなければ
仕事に夢をかぶせることは易しからず。
あぁ、団塊の世代、恐るべし。

穴があったら入りたいほど恥ずかしいが
団塊ジュニアとして
せめて志ぐらいは負きららん。
濃縮ウコンを飲みながら今日も勉強しよう。
いつか私の背中を見て
今、赤ちゃんのような世代が
すごいと思ってくれる日が来るのだろうか。

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